• 高級コース

    年納めということで、昨日はパートナーとmeを含めた3名で特別に美味しいものを食べた。

    一人3万円のディナーコースで、各料理が来る前に、料理長の料理への想いが綴られたメッセージカードが1品ごとにテーブルに置かれる。

    加えて、サービング時にも料理の説明をしてくれる。

    「ふんだんにバターを使い、濃厚な〜・・・ソース」

    「パイで包み〜・・・お召し上がりください」

    普通の人は、この説明を聞いて、さらに目の前に運ばれた美しい料理を見て、純粋に美味しそうだなぁと思うのだろう。

    自分の脳内にふとよぎる。

    「その小さくぎゅっとまとめられた一品にどれほどのカロリーが詰まっているのだろう」と。

    自分の場合、コース料理はだいたい5品目あたりから2つの気持ちが現れる。

    「夜ご飯分のカロリーは摂取した。ここらで十分だ」

    「お腹は満たされてきたが、この美味しい料理は残さずすべて自分で味わい切りたい」

    大体後者に倒れる。

    料理を口に入れ、味わう、瞬間の感動は中盤でピークを迎え、ゆるやかに薄れてゆく。

    すべて食べ終えたあとに残るのは少しの罪悪感と後悔。

    美味しい料理を大切な人と食べることができた、なんと幸せなことだろう!、胃に残る不快感を拭いながら帰った。

    いつか、純粋に幸せな気持ちを持って帰れますように。